イメージ 1

 先日の夜10時、埼玉県のパスタ専門店主がTwitterで、次のようにつぶやきました。

【悲報】本日19時半~の貸切のご予約のお客様が22時を過ぎても誰一人来ない。。。
40名様分のお料理が泣いています。
0時くらいまで片付けながら待っているので、タッパーなり持ってパンチャに引き取りに来てください。勿論お代はいただきません。
心を込めて作った料理や食材様が可哀想。

 すると、このつぶやきがたちまち拡散され、以下のような返信が沢山寄せられたそうです。

「はじめまして!今から伺います。代金は支払います」
「まだ間に合いますか?間に合うようでしたらお代はお支払いしますので、5人分購入させてください。」
「こっそりちょくちょく通ってるものです。そんな悲しいことが….今から急いで向かいます!もし余ってるならぜひ可哀想な料理を引き取りに行きます 無事みんな引き取られることを祈ります。」

 およそ1時間後、料理は無事片付いたようで、店主はその顛末を翌日のブログで説明しています。

 結婚式の二次会、電話での予約。1週間前には、店から電話で確認もしていたのに、当日の夜、待てども待てどもお客が来ない。何度も何度も電話を入れてやっと繋がった8時半、「結婚式が遅れました、スミマセン、向かいます」との返事に、さらに調理を進めて1時間を過ぎたが来ない。電話も出ない。

 そこで、先述のツイート。料理は無事片付き、その内には予約客との連絡も取れ、料理代の支払いを約束してもらったそうです。

 結局、その客は“仮予約”のつもりだったようで、二次会は別の店に行き、その店は利用しなかったとのことでした。

 商売をしている人には、似たようなことを一度や二度ならず経験されているのではないでしょうか。昔の自分を振り返って、懐かしく思われた方も。

 こういった経験を経て、商売人はリスク管理ということを学ぶのかもしれません。経済的な面はもちろんですが、むしろメンタル面での。

 もし、もう少し詳しく事情を知りたいと思われた方がいらっしゃったら、ブログ「イタリア家庭料理パンチャ・ピエーナ」をお読み下さい。下記のurlです。

 http://blog.pancia.net/article/174240069.html