NANA色の風~九州から(管理人のひとりごと)

全肥商連九州のホームページ管理人が、日々徒然なるままに感じたことを書いています。掲示板の閉鎖に伴い、そのタイトル「NANA色の風~九州から」をこちらで使用することにしました。

2016年01月

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 『持続可能な日本産農林水産物の活用推進協議会』(略称:日本産推進協議会)が設立されました。

 東京オリンピック・パラリンピックでの農林水産物の調達基準については様々な情報が錯そうしており、「海外の認証制度が使われるため、国産農林水畜産物が使えない」など誤解に基づく意見もみられますが、実際には、オリンピック組織委員会が2016年2月に全体の調達原則を発表し、その後に農畜産物や水産物や木材・建材といった分野別の調達基準を議論するスケジュールとなっているそうです。

 そこで、JA全中や中央畜産会、日本GAP協会などの農林水産関連団体が、その調達基準を話し合うための協議会を設立し、関連団体の意見をまとめ、今年から本格化する議論に合わせて農水省や東京五輪・パラリンピック競技大会組織委員会に提言していこうというものです。

 会長には東京大学大学院の中嶋康博教授が、顧問には全中の大西茂志常務が就任し、広く会員を募っています。事務局は、アジアGAP総合研究所です。

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 玄米を精米して白米に、その白米をよくといでご飯を炊く。日本の昔からの食習慣は、実に理にかなったものだったということでしょうか。

 EUでは今年から、コメに含まれる無機ヒ素の最大基準値を設定したそうですが、日本では全く問題にならず、むしろ米飯国なのに長寿国なのは、その無機ヒ素が玄米の外側に多く含まれている為だそうです。

 産経ニュース(2016.1.10)の『食の安全考/玄米のとりすぎはがんになる?コメの安全性に世界が厳しい目、その真相は…』という記事に書いてありました。

 スウェーデンでは昨年、6歳未満の乳幼児にコメやコメ製品を与えないようにとの勧告が出され、さらには、6歳以上の子供が食べる場合は週4回までとし、大人でも「毎日食べるべきではない」としているそうです。

 それほど危険な食べ物を主食としてきた日本には、それなりの食習慣が出来上がっていたということでしょう。

 その水稲は、直播ではなくずっと田植えという移植栽培によって収穫されてきたのですが、この技術もまた理にかなっています。直播の普及には、革新的な新技術が必要でした。

 栄養価が高いからと玄米食が流行ったりしますが、それで健康を損ねていては本末転倒。そんな流行、玄米食以外にもいろいろありそうな気がしますが。

http://www.sankei.com/premium/news/160110/prm1601100019-n1.html

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