NANA色の風~九州から(管理人のひとりごと)

全肥商連九州のホームページ管理人が、日々徒然なるままに感じたことを書いています。掲示板の閉鎖に伴い、そのタイトル「NANA色の風~九州から」をこちらで使用することにしました。

2014年12月

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 先日、「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されましたが、その和食の味を決めるダシ、そのダシを取るカツオ節が、EUの食品安全規制に触れて日本からは持ち込めないそうです。

 BLOGOS(12/21)の『カツオ節は毒物?EUが輸入を認めない理由』(田中淳夫)という記事に書いてありました。

 カツオの切り身をいぶす製造過程でタールや焦げの部分が発生し付着しますが、そこに発がん性物質「ベンゾピレン」が生成され、その含有量がEUの基準を超えているのだそうです。また、本枯れ節のように乾燥・熟成にカビを使う点も、カビ毒の恐れを指摘しているとも言われています。

 カツオはもちろん、カビ菌もいぶす煙の元の木材も自然物、自然界の材料からつくられるものだから安全という思い込みがそもそも間違っていることに気付かされます。

 無農薬野菜では、野菜そのものが天然性農薬様物質を生成するという研究もあるそうで、実は自然界で危険物質が生成されるケースは意外と多いのだそうです。

 安全か危険かの判断は、天然由来なのか化学物質なのかではなく、その食品が持っている毒性とその摂取量とのバランスでするべきとも書いてありました。

 食の安全というとイメージ先行で不安を煽るだけの記事が多い中、めずらしくちゃんとした面白い話だと感心しました。

 最後に、高品質で厳しいEUの規制をパスしたカツオ節がベトナムで製造されヨーロッパに出荷されていること、そして、来年夏には、フランスにカツオ節工場を建てる計画が進んでいることを付け加えておきます。

 ※ 写真は、「ベトナム製品、削りと包装はイギリス」と書かれている100墜?蠅離ツオ節。価格は15ユーロだったそうです。

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写真は、農水省が26年産米について、17~20万邸丙邏兄愎2~3ポイント相当)の流通量が減少して「需給が締まる」とした「青死米」です。

今年は登熟不良の地域が多く、この青死米等が例年より多いそうです。そして、これらが混入したまま主食用米が出荷され流通する為、卸売業者の段階等で精米した際に粉状に砕けたり選別機で除かれたりして、流通量が減少すると考えらています。

農水省の資料には、17~20万鼎箸い数字の算定方法も書いてありましたが、さてさて「需給」は本当に「締まる」のでしょうか。

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