NANA色の風~九州から(管理人のひとりごと)

全肥商連九州のホームページ管理人が、日々徒然なるままに感じたことを書いています。掲示板の閉鎖に伴い、そのタイトル「NANA色の風~九州から」をこちらで使用することにしました。

2013年08月

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水稲の作況(8月15日現在)が発表されました。佐賀、大分、宮崎及び鹿児島は「やや良」、福岡、長崎及び熊本は「平年並み」だそうです(早期米の作況指数は、宮崎が「99」、鹿児島が「104」)。

そんな中、当地では今「森のくまさん」が出穂期を迎えています。稲が花を咲かせ稔実する大事な時、台風15号が温帯低気圧に変わったとはいえ、強い風雨にさらされています。作柄に影響が出ないことを祈るばかりです。

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九州の農業者に「被害が大きくなっている災害」を聞いたアンケートで、9割の方が夏の気温上昇を感じ、8割の方が「集中豪雨」の発生回数が増えた、と答えたそうです。南日本新聞(8/23)の社説『温暖化と農業~鹿児島県の強みを生かそう』に載っていました。

鹿児島県では、2008年度から5年間、温暖化に対応した農業生産技術の研究・開発に取り組み、暑さに強い果樹の品種選定や高温の影響を受けにくい野菜栽培技術開発などの成果が得られたそうです。

そして本年度から5年間は、新品目の生産や露地野菜の作期拡大、あるいは施設園芸の燃料費も削減等々、温暖化を逆手に取る研究も進めるそうです。

温暖化によって、九州の農業も変わっていかざるをえないのでしょうね。

http://373news.com/_column/syasetu.php?ym=201308&storyid=50741

 ※ 写真は、今年9月10日に鹿児島大学で催される日本作物学会主催の市民公開シンポジウム「地球温暖化どうなる食糧生産」で紹介される水稲、サツマイモ、サトウキビ、ソバです。

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5月下旬に、週単位のアクセス数を棒グラフで示し、減少傾向にあることを報告しました。

今回は、月単位のアクセス数を報告します。ご覧のとおり、以前として緩やかな減少を続けているようです。

『NANA色の風~九州から』や『全肥商連九州掲示板』への投稿・活用、周囲の方々へのアピール等で、アクセス数を増やしていけるようご協力をお願いします。

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日経ビジネスonline(8/1)に、『農協に襲いかかるアマゾンの勝算』という記事が載っていました。「独占崩壊で日本の農業は変わるのか」というサブタイトルの下、ここ数年で農協に代わって台頭し始めた4者を紹介しています。

購買部門における「アマゾン」「コメリ」の存在、集荷部門での「アイリスオーヤマ」、そして共済部門では「フード&アグリビジネス総合補償プラン」という民間の農家向け保険商品の4つです。

「長らく全国の農家を支えてきた農協だが、残念ながら農業を成長産業へ育てる道筋は作れていない。農協の牙城の崩壊と、競争の出現。それは、日本の農業を成長産業へと導くために通らなければならない道なのではないだろうか」と記事は結ばれています。

「黒船アマゾン上陸の衝撃」との小見出しで紹介されていたamazonの『農業ストア』を覗いてみましたが、「耕うん機、噴霧器などの農業用機器から、農具、資材、肥料・薬、用土、害獣・害虫対策用品、保管・運搬用具など、農業に関するあらゆるニーズに対応する商品をご紹介」とあり、確かにラインナップも充実しています。

農家に資金を貸し出し、農業資材を売り、集荷した作物を販売し、代金を回収するという農家と農協の持ちつ持たれつの関係に、部門部門で少しずつ風穴が開けられているようです。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20130730/251709/?rt=nocnt

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